2016年の一大ニュースになるであろう、
イギリスのEU離脱問題。
世界中で経済が混乱する等して、
その影響力は計り知れません。
残留派の多くは後悔の声を上げるなど、イギリス国民も混乱のさなか。
そんな中、スコットランドが、イギリスからの独立を示唆したと言うのです。
何故、スコットランドが独立したがっているのでしょうか?
順を追って説明していきましょう。
スポンサーリンク
目次
イギリスは4つの国からなる連合国
普段我々がイギリスと呼んでいる国は、
4つの国からなる連合国。
スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、イングランド
の4つの国のから出来ています。
画像参照元:http://urx.mobi/uNrS
また、正式な国名を、
「グレートブリテン王国」と言います。
イギリスはただの通称なんです。
4つの国がそれぞれ政権を持っており、
それぞれに首相が存在しています。
この説明だけでも分かると思いますが、
かなりややこしい国なんです。
4つの国それぞれの公用語も違いますし、文化も全く違います。
そういった背景から、様々な衝突は過去にもありました。
そんな中、今回、スコットランドがしびれを切らして、独立を示唆したのです。
スコットランドはEU残留派
今回のEU離脱騒動で、スコットランドは残留派の方が多かったのです。
他の国々は、地域によっても異なりましたが、離脱派の方が多くなりました。
しかし、スコットランドだけで見れば、圧倒的に残留派の方が多いのです。
こうした意見の食い違いが、今回、イギリスからの独立を更に促したのでしょう。
元々スコットランドは独立したがっていた
スコットランドは、ずっと前から独立したがっていました。
そして、2014年に一度独立運動を起こし、国民投票を行なっているのです。
その時は僅差で残留派が勝利し、イギリスに残る事になりました。
この時はほとんど五分五分の戦いでした。
しかし、今回の様な騒動では、スコットランド国民は、残留を強く望んでいました。
しかし、イギリス全体はEUの離脱を選択。
こうした背景から、スコットランド国民が一丸となりイギリスからの独立を望むのは、容易の想像のつく事です。
前回の独立騒動の時はこうした問題はなかったので、人々は五分五分に割れました。
しかし、今回はかなりの確率でスコットランドはイギリスから、独立すると見られています。
スポンサーリンク
独立する事で日本に影響は?
スコットランドがイギリスから独立する事で、日本にはどの様な影響が出てくるのでしょう?
まず、今以上に経済の混乱が起こるでしょう。
今でこそ経済が安定してきましたが、スコットランドが独立する事で、ポンドが下落すると見られています。
すると信用の高いドルと円が買われ、同時に株が多く売られます。
更に、スコットランドに在中している日本企業も撤退を強いられると、更に手痛い痛手を受けるでしょう。
しかし、経済の悪化や、日本企業撤退による痛手は、一時的なものという見方が多いです。
と、言うのも、スコットランド政府が安定してくれば、また、日本企業を受け入れる可能性は十分にありますし、経済もスグに元の状態に戻るでしょう。
イギリスがEUを離脱する事に比べれば、ダメージは微々たるものです。
それよりも深刻なのが、独立騒動が広がる事です。
日本では、
沖縄が独立騒動を起こすのでは?
と、見られています。
沖縄は今までも、小さいながら独立運動を起こしてきました。
スコットランドが独立する事で、そういった動きが更に大きくなる可能性があります。
経済の悪化よりも、沖縄の独立の方がかなりの痛手です。
経済は混乱さえ落ち着けば、元に戻る可能性が高いもの。
しかし、沖縄が独立してしまったら、もう元には戻りません。
日本への影響で一番心配なのは、
そういった独立の火が飛び火する事でしょう。
まとめ
スコットランドは前回の独立騒動の時も、国民が一丸となれるきっかけさえあれば、独立してもおかしくない状況でした。
今回、そのきっかけが出来たので、ほぼ確実に独立するのではないでしょうか?
2016年は世界情勢が大きく動く一年ですね。
スポンサーリンク