秋の紅葉が彩付き初め、
田んぼの稲穂が実りだす季節。
大阪は岸和田市では、
血気盛んな男達がケヤキの神に五穀豊穣を祈ります。
全国的に「だんじり祭り」として知られるその祭りは、
江戸時代から続く伝統の祭り。
大阪南部にとって最早生活の一部とも言える行事です。
今回はそんな、
岸和田だんじり祭りを100倍楽しむ為に!
大阪は岸和田生まれだんじり育ちの筆者が、
厳選したスポットと、
コアなファンならではの注目ポイントをご紹介!
だんじり祭りを見る前に、
この記事を呼んで予習しましょう!
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目次
300年以上の歴史を誇る祭り!
画像参照元:http://u0u0.net/xePr
だんじり祭りは古くは、
豊臣秀吉公にお見せしたと言われています。
今の地車の原型が出来たと言われているのが、
江戸時代末期から明治の幕開け頃と言われており、
少なく見積もってもその歴史は150年以上!
秀吉公の時代まで遡れは、
その歴史は300年以上にも。
意外にもだんじり祭りって結構歴史が古いんです。
そういった歴史を感じられるのも、
だんじり祭りの魅了でもあります。
最大の見所は「ヤリまわし」
画像参照元:http://u0u0.net/xePx
そんな、だんじり祭りの最大の見所は、
なんと言っても「ヤリまわし!」
大きな地車を引っ張りながら、
ドリフトの要領で角を曲がっていく様はまさに圧巻の一言。
この、ヤリまわしをいかに速く、
そしていかに豪快に決めれるかが、
だんじり祭りの争点でもあります。
しかし、
中には上手くヤリまわしが決まらず、
角の電柱や家に突っ込む事も・・・
普通の祭りではそれは大きな事故になりますが、
事、だんじり祭りにおいてだけは違います。
だんじり祭りでは、
そんな事故ですらも見所の一つなのです。
だんじりを曳いている人にとって事故は不名誉ですが、
だんじりを見ている人にとって事故はとても迫力がある見所の一つ。
しかし、あまり見ることが出来ないので、
事故が見れたらある意味ラッキーでもあります。
町の主役は「大工方」だんじりの主役は「綱長」
画像参照元:http://u0u0.net/xePy
皆さん、だんじりの花形は、
どの人だと思いますか?
多くの人はだんじりの上で踊る大工方だと思うでしょう。
それも間違いではありませんが、
だんじりには沢山の花形があります。
大工方はそんな花形の一つでしかありません。
主にだんじりには4つの花形があります。
だんじりの花形「大工方」
だんじりで一番危ない場所「前梃子」
だんじりを引っ張る青年団のまとめ役「団長」
だんじりの綱の花形「綱長」
だんじり経験者の筆者が特に注目して欲しいのは、
だんじりを引っ張る綱の花形「綱長」です。
正式には「綱元責任者」と、言います。
大工方の次に花となる立ち位置。
綱の一番根元を曳いている2人が綱長になります。
綱の一番の根元ですので、
綱長の力量がモロ、スピードに反映されます。
この綱長の気合次第で、
だんじりの速さが決まると言っても過言ではありません。
だんじりを見ていると、
ついつい大工方に注目してしまいがちです。
しかし、だんじりの速さを決める、
綱長にも注目してみて下さい。
実はかなり感動できる!
画像参照元:http://u0u0.net/xePB
実はだんじり祭りって、
かなり感動出来るんです!
前述した綱長というのは、
青年団の中でも寄りすぐりの人物が選出され、
本当に頑張った人にしかなる事が出来ません。
綱長だけではありません。
花形と呼ばれる位置は長年だんじりに命をかけてきた男だけが、
掴み取る事ができる栄光の位置なのです。
皆、綱長や団長に憧れて必死にだんじりを曳いています。
そして、やっとの想いで掴み取る事が出来た綱長。
そういった裏のストーリーや、
熱いドラマがだんじり祭りにはあるのです。
その町に深く関わらないと、
なかなか裏側まで知ることが出来ませんが、
そういった裏ストーリーがある事を頭に入れておいて下さい。
だんじり祭りは、
一朝一夕で行われているものではないのです。
そして、興味が湧いてきたら、
ぜひ特定の町を追いかけてみて下さい。
本当にだんじりの後ろを追いかけるんです。(笑)
通称「追っかけ」と呼ばれている行為なんですが、
これがまた面白い!
町のドラマを垣間見る事が出来るのでマジで泣けます。(笑)
だんじりに興味が湧いてきた方は、
ぜひ追っかけをしてみて下さい。
岸和田以外でもやっている
画像参照元:http://u0u0.net/xePH
地方の方はあまり知らないかもしれませんが、
岸和田以外の地域でもだんじり祭りは行われています。
岸和田に隣接する、
「和泉市」「泉大津市」
少し遠いところでは、
「高石市」等でも!
また、広く知られている岸和田だんじり祭りは、
海手の岸和田で行われているんですが、
山手の岸和田でもだんじり祭りは行われています!
どの地域も岸和田だんじり祭りと遜色ないだんじりを見る事が出来ます!
日程や時期も岸和田だんじり祭りとは違うので、
岸和田だんじり祭りを見逃した方は他の地域のだんじりを見ても十分楽しめる筈です!
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岸和田だんじり祭りにスポットを当てて紹介!
画像参照元:http://u0u0.net/xePM
と、まあ大阪南部で盛んに行われている地車ですが、
今回は岸和田だんじり祭りにスポットを当てて紹介!
岸和田だんじり祭りを見る上で、
絶対に見ておくべき「ヤリまわしポイント」をご紹介!
マニア垂涎の場所で、
最高のヤリまわしを楽しみましょう!
絶対に見ておくべき「やりまわしポイント」
1・カンカン場
画像参照元:http://u0u0.net/xePQ
まずはココ!カンカン場です!
大きな観覧席が用意されており、
岸和田だんじり祭りのメインの角になっています!
だんじり祭りを初めて見る人は、
まずはカンカン場でヤリまわしを堪能しましょう。
場所の説明が文章では難しいので、
グーグルマップを貼っておきます。
※カンカン場の場所はココ!
2・小門
画像参照元:http://u0u0.net/xePY
知る人ぞ知る名スポット!
交差点の角に、
「小門紙店」というお店があるので、
多くのだんじりファンから「コカド」と呼ばれています。
とても狭い交差点なので毎年事故が起きており、
「小門紙店」の看板文字が必ずどれか剥がれ落ちます(笑)
毎年必ずです(笑)
狭い道に向かってヤリまわしする様は本当に鳥肌ものです。
ここも絶対に見ておきたいヤリまわしポイントです。
※小門の場所はココ!
3・S字
画像参照元:http://u0u0.net/xePZ
道がS字になっているので、
通称「S字」。
そのままですね(笑)
ヤリまわしは交差点で行う。
という常識を突破らった場所!
なんとS字の道をノンストップでヤリまわししながら、
地車が駆け抜けていきます!
また、このS字は街並みも非常に美しく、
だんじり祭りを抜きにしても楽しめるポイント!
筆者も子どもの頃は、
このポイントで良くヤリまわしを見ました!
ここのポイントは見逃し厳禁です!
※S字の場所はココ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これで、だんじり初心者の方でも、
かなり、だんじり祭りを楽しめる筈!
更にヤリまわしを楽しみたい方は、
限界まで角に近づいてみましょう!
高確立で警備のおっちゃんに怒られますが、
かなり迫力のあるヤリまわしを見る事が出来ます!
もう一段踏み込んで楽しみたい方はぜひ!
※とは言っても危ないので、十分注意して下さいね!
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